診療案内
拡大鏡を使った治療
当クリニックでは、すべての治療・メンテナンスを行う際、拡大鏡を使用(院長は10倍の拡大鏡を、スタッフは5~8倍)しております。拡大鏡を使用しているのは、精密な治療を提供するためです。
拡大鏡のメリット
拡大鏡を使用する理由はひとつ、それは「よく見える」ことです。
裸眼では確認できない情報が入ってきます。
「歯茎の奥深くにある歯石」「歯根の破折」「セラミックのクラック」など、その情報量が細かく丁寧な治療につながると考えています。
つまり、「よく見える→細かい診断→症状に合わせた治療→治療の効率化→なるべく痛みの少ない快適な治療」につながります。
虫歯治療、歯周病治療、根管治療、そしてインプラント手術まで、診療開始から終了までフルタイムで、集中力を持続したままで細かい治療を患者様に提供する支えになっていると考えています。
裸眼で見た口腔内です。
ほぼすべての歯が見えています
10倍拡大鏡で見た口腔内です。
視野が狭いため、2~3本の歯しか見ることができません。
裸眼で見たインプラント手術前の口腔内です。
10倍拡大鏡で見たインプラント手術中の口腔内です。
ユニットの無影灯は奥歯まで光が十分に届かないことが多いのですが、拡大鏡に装備してあるライトは口腔内を隅々までしっかり照らしてくれます。
特にインプラント手術中は出血があり、ミリ単位で精密にインプラントを埋入するには拡大鏡は欠かせません。
インプラント治療
治療箇所や顎の状態などに合わせ、当クリニックでは4種類のインプラントを使い分けています。中でも主に使用しているのが「HA(ハイドロキシアパタイト)インプラント」「メガジェンインプラント」です。骨が薄くて柔らかい上顎の奥歯にも使用することができ、さらに抜歯後すぐに入れられることが特徴です。再生治療と同時に行うことができるので、手術回数を抑えることもできます。
診査・診断を十分に行ったうえで、できるだけ患者さまの負担を抑えた治療法をご提案いたします。お気軽にご相談ください。
また、より快適に食事が楽しめることができるように入れ歯の動きを抑制するインプラントを使ったLOCATORオーバーデンチャーも取り扱っています。
静脈内鎮静法
インプラント治療だけでなく、親知らずの抜歯、さらには歯周病の骨再生手術などの歯科手術は通常は局所麻酔で行われています。しかし治療は希望しているものの、術中、術後の痛みや不安感で、なかなか踏み切れず悩んでいる方も少なくないと思います。
通常の局所麻酔だけでは、患者様の意識がはっきりしているため、術中の不快な「音」や「振動」が不安や緊張につながります。その不安や緊張はストレスとなり、心身に負担をかけ、術中に気分が悪くなったり、貧血を引き起こすことがあります。
そのような患者様の不安や緊張を取り除くために静脈内鎮静法を行っています。
静脈内鎮静法の使用には一部条件がありますので、詳しくはお問合せください。
再生療法
インプラント治療には一定量の骨の高さと厚みが必要です。しかし歯周病や歯根破折などにより骨が吸収してインプラント埋入するために必要な骨がない場合には骨を再生することになります。
そのためには人工骨を使用することになりますが、骨がどのような形で欠損しているかによって人工骨を使い分けることが大切です。
また骨は体の治癒能力により、ある程度は自然に再生を致しますが、それも骨の欠損状況により異なります。
インプラントを埋入し長い間長持ちするよう骨を再生するためには、患者様御自身の血液の優れた働きを利用することは臨床上有効な手段となります。
マウスピース矯正
マウスピース矯正の特徴は、「目立たない」ということです。治療には、透明なマウスピース型の矯正装置を使用します。さらに、この装置は取り外しができるので、矯正中も普段のように歯磨きをすることができ、虫歯や歯周病にかかるリスクを抑えられます。
矯正中は、1ヶ月に一度の間隔で型取り、装置の作製を行い、その都度新しいものに交換していきます。マウスピースは、厚みの異なる3種類をご用意しており、薄いものから10日間ずつ使用していただきます。そのため矯正中の痛みもほとんどありません。
審美治療
当クリニックの審美治療では、主にジルコニアとオールセラミックという素材を使って治療を行います。
どちらもセラミックではありますが、ジルコニアは自然な見た目と耐久性の高さが特徴です。オールセラミックは、周囲の歯に色や形を合わせることができ、より自然な白さや質感を再現しやすいというメリットがあります。また、すでにお口に入っている銀歯をセラミックにする治療にも対応しています。
ホワイトニング
当クリニックでは主に診療室で行うオフイスホワイトニングをおこなっています。
ご自宅で行うホームホワイトニングとは異なり、短時間で歯の色の変化を実感できるのが特徴です。
一般的な歯科診療
虫歯や歯周病は、お口の中に潜んでいる菌が原因で発症します。初期段階では自覚症状がほとんどなく、痛みなどの症状が現れた時には、重症化している可能性がある病気です。放置すれば、抜歯のリスクも出てきます。
それを防ぐためには、定期検診でお口の状態を確認することが大切です。早い段階で症状が確認できれば、大がかりな治療を避けることができますし、歯を失うリスクを抑えることも可能です。問題の早期発見・治療でできるだけ長くご自身の歯を残していきましょう。
歯周病
虫歯と歯周病は歯科における二大疾患です。
歯周病は30代以上の多くが罹患しているといわれ、40代後半になると歯を失う原因のほとんどは虫歯を抜いて歯周病で
まさしく歯周病は国民病ともいわれるほど、大変多くの方々が罹患されています。
入れ歯
歯が抜けた場所には、そのままにせず、入れ歯、ブリッジまたはインプラントを入れておくことが必要です。
保険適用の義歯と自費の義歯はそれぞれメリット、デメリットがあります。お口の中はすべて異なりますので、必ずしも自費の義歯が優れているとは限りません。どのような義歯が適しているのか歯科医師とよく相談してするようにしましょう。
根管治療
例えるとビルの基礎工事とお考え下さい。
神経の数や根管の形状は、歯の状況によって皆異なります。狭いお口の中で、特に奥歯の治療は数ある歯科治療の中でも相当な技術を必要とします。
根管治療は患者様だけでなく治療者にとっても大変根気が必要です。しかし神経を失った歯を長く保存するために、必要不可欠な治療なのです。
歯科口腔外科
歯科口腔外科とは、親知らずの抜歯や外傷の治療などを行う診療科目です。主に外科処置で改善を図ります。
当クリニックでは、複雑な治療を行う際は、事前に歯科用CTでお口の中を撮影し、神経や歯の生えている方向、顎の骨の状態などを確認します。不安やリスクの少ない治療を提供できるように努めています。
親知らず
親知らずは、頬の内側が傷ついたり、清掃が不十分になりやすく、口臭の原因になると考えられています。虫歯になる可能性が高く、顎が小さい場合は変な場所にはえたり、顎の骨のなかに潜り頭を出さずに炎症を起こす事があります。
頻繁に痛みや腫れが生じることがあれば抜歯をすることも検討しましょう。
顎関節症・ブラキシズム
顎関節症は「口が開かない」「口を開くとアゴが痛い」「口を開けると音がする」などの症状があります。
日常生活においては顎に負担がかからないように、自ら注意する(セルフ・ケア)ことで、予防や再発の頻度を低く抑えることができます。
またTCH(歯牙接触癖)は日中噛み締めていることに気がつかないくらい弱い力で上下の歯を長い時間接触している状態を指し、顎関節症にとって大きな発症要因とされています。