2020/05/23 ブログ
親知らずの抜歯が怖い方へ
「手術中は麻酔が効いて痛みが少ない」と分かっていても、実際抜歯となると怖いという患者さんは多くいらっしゃいます。
患者さんによっては全身麻酔を希望される方もいらっしゃいますが、そのような場合は病院の口腔外科にて行う必要があります。
長島デンタルクリニックでは、恐怖心のある患者さんに対して「静脈内鎮静法を用いた抜歯」を提案しております。
静脈内鎮静法とは、腕から眠くなるお薬を点滴注入する方法です。こちらを注入すると、2〜3分ほどで眠りますので、寝ている間に抜歯が可能となります。
全身麻酔と静脈内鎮静法の違いとして、全身麻酔は深いため、眠っている間も呼吸も止まります。そのためお顔に酸素マスクの装着が必要となりますが、静脈内鎮静法は睡眠時と同様、呼吸が止まることはありません。どちらかというとお布団に入って、ウトウトしている状態に近いです。
静脈内鎮静法はお薬の注入量によって効果時間を調整できるため、抜歯中に効果が切れることはありません。
ただし静脈内鎮静法を行った患者さんは、治療後の運転は控えていただきます。
当院では歯科医師免許を持った麻酔医が在籍しており、静脈内鎮静法の際は麻酔医も同席しますので、ご安心ください。