2020/05/02 ブログ
親知らずの抜歯は痛い?
もちろん個人差はありますが、真っ直ぐ生えていれば、そこまで痛みは感じません。
また下より上の親知らず抜歯のほうが痛くありません。というのも下顎の方が組織が複雑で、炎症が波及しやすく腫れやすいためです。また上顎の方が骨が柔らかく、抜歯しやすいということがあります。
手術中は麻酔が効いているため、基本的には痛みは少ないです。
※1時間を要する難症例の場合は、追加で麻酔を行い、最大限痛みが出ないように配慮しております。
手術後は痛みより腫れが気になります。腫れの度合いは手術中の出血量・手術時間・歯茎の切る量・骨を取った量によって異なります。
真っ直ぐ生えている場合、歯茎の切開もなく、手術時間も短いので、腫れは最小限になります。
しかし真っ直ぐ生えておらず、水平に埋まっている親知らず(水平埋伏智歯)の場合、歯茎を切開し、骨を削ることもありますので、抜歯は1時間程度要します。(この場合も1回の通院で抜歯は完了します)
※このような難症例と呼ばれる親知らずの抜歯であっても、基本的には全て院内で対応します。
本来は病院の口腔外科へ紹介することも可能ですが、患者さんは次回の通院まで痛みを抱えたまま待たなければなりません。それは患者さんにとってとても辛いことなので、基本的には院内で抜歯を行うようにしております。
>>親知らずについて