2020/04/16 ブログ
親知らずの抜歯をしないくても良い場合
「親知らずは必ずしも抜歯をしないといけないか?」と言われるとそうでないケースも多くあります。場合によっては抜歯しないほうが良い場合もあります。
例えば7番目の歯(親知らずの手前の歯)を失っている方は、親知らずが役に立つこともあります。
仮に欠損箇所に入れ歯を装着する場合、親知らずがないと後方の支えがない(遊離端欠損)ため、安定しなくなってしまいます。また親知らずがないとブリッジ(失ってしまった歯の両隣にある2本の歯を土台にし、人工の歯を入れる治療法)も出来ません。
上記の様に7番目の歯を失っていなくても、周囲の歯に悪い影響を出していなかったり、口腔内清掃が問題なく行えていれば、無理に抜く必要はありません。親知らずが全て歯肉に覆われている場合も抜く必要はありません。
また神経に親知らずが触れている場合は、後遺症が残るリスクがあるため、抜歯が出来ない場合もあります。
このように「親知らず=抜歯」ということはありませんので、気になる方は一度検査を受けてみましょう。
横須賀中央の長島デンタルクリニックでは、親知らずの検査も実施しております。