2020/04/02 ブログ
周囲に悪い影響を与える親知らずのリスク
抜歯が必要かどうかは、患者さん個々の口腔状態によって判断します。
親知らずが原因で清掃がうまく行えなければ、あらゆるリスクが伴います。また清掃が行えても、噛み合わせに支障が出てしまう場合は抜歯したほうが良いでしょう。主に以下のような場合は抜歯をオススメします。
・むし歯、歯周病
親知らずがあるために、手前の歯との間にプラークが溜まってしまい、むし歯や歯周病の原因となることがあります。また親知らずが真っ直ぐ生えていない場合、親知らずに歯ブラシがしっかり届かないために、むし歯になることもあります。
このようにブラッシングやフロスが困難な場合は、親知らずの抜歯をオススメします。
・歯肉の炎症
前述のように、親知らずと手前の歯との間に溜まったプラークによって、親知らず周辺の歯茎が炎症を起こすことがあります。これを智歯周囲炎と言います。
炎症がひどくなると激しい痛みを伴ったり、顔面が腫れることもあります。
お薬で炎症を抑えることも可能ですが、炎症を繰り返す場合は親知らずの抜歯をオススメします。
・口の開閉困難
親知らずが真っ直ぐ生えないことで、親知らずが当たってしまい、顎の動きを阻害することがあります。そうすると口が開けづらくなったり、顎に痛みを伴うことがあります。
このような症状がある場合は親知らずが原因かもしれませんので、一度検査をオススメします。
・口臭
自分で落とせない汚れが滞留することで、口臭の原因となるケースもあります。
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