2023/06/24 ブログ
歯肉剥離搔爬術(フラップ手術)について
いつもブログをご覧いただき、有難うございます。
今回は歯周外科の中でも歯肉剥離搔爬術(フラップ手術)について解説します。
歯肉剥離搔爬術(フラップ手術)とは
肉剥離搔爬術とはフラップ手術とも言い、歯肉内部の奥深くに付着した歯石を除去するために、歯肉を切開して行う処置のことを言います。
歯肉剥離搔爬術の流れ
まずは局所麻酔を行った後、歯肉を切開・剥離します。
その後、炎症性組織や奥深くに付着している歯石を搔爬・除去します。その後、ルートプレーニング(歯根を滑らかにすること)や歯槽骨の形態修正(炎症によって破壊された歯槽骨の調整)を行います。
※必要に応じ、骨再生や歯周組織の再生を行います。骨や歯周組織を再生させることで、歯の寿命をより伸ばすことができます。
全ての処置が終了後、歯肉を縫合して終了となります。約1週間後に抜糸をして完了です。
歯肉剥離搔爬術の痛み
麻酔を行うので痛みはありませんが、術後に痛みが出る場合があります。痛みが出た際に備え、痛み止めや抗生物質を処方いたします。