2019/06/16 ブログ
歯周病の原因
歯周病の原因は主に「口腔内の汚れ」「噛む力」「口腔内の癖や習慣」です。
歯周病になる状況としては、主に下記のようなケースです。
1、歯周辺に歯垢や歯石が溜まっている。
まず1番多い理由が、清掃不十分による歯周病です。原因は様々ですが、「本人はしっかり磨けていると思っているが、磨き残しがある」「歯石になってしまったまま、歯科医院で除去せず放置している」「歯並びが原因で歯ブラシが正しく届かない」などがあります。
大事なことは「ご自身の口腔内合った、正しいセルフケア法を身につける」「定期的に歯科医院でチェックしていただき、歯石を除去する」です。
2、噛み合わせが悪い。
噛み合わせが良くないと、一定の場所に力が集中してしまいます。すると、その場所の骨が溶けてしまい、歯周病の原因となってしまいます。これらは目視・レントゲンで把握します。
また一定の箇所に力が加わることで、被せ物が変形してしまい、汚れの滞留も考えられます。
3、被せ物が合っていない。
歯の付け根にぴったり被せ物が合っていないと、歯と被せ物の間に隙間ができてしまいます。すると、一生懸命磨いても汚れが取れず、歯垢が溜まってしまい、歯周病の原因となります。
素材によっては経年的に被せ物が合わなくなってしまうことや、歯磨きですり減ってしまい、そこに汚れが溜まることもあります。また装着時より被せ物が微妙に合っていないということもあります。
4、TCH(歯牙接触癖)がある。
歯は本来、食べているとき以外は触れないほうが良いとされております。無意識に歯を接触させる癖があると、一定箇所に力が加わってしまい、歯周病の原因になります。
以前は就寝中の食いしばりが原因で顎が悪くなったり、歯周病になると考えられておりました。
しかし現在は、起きている時に本人が分からない程の弱い力で歯を噛み合わせていても、歯周病や顎関節症、原因不明の痛み(顎・歯・頭痛など)になると考えられています。
これらのような状況を防ぐためには、定期的に歯科医院で検診を受け、汚れ・噛み合わせ・被せ物劣化などのチェックが必要不可欠です。