2019/08/02 ブログ
歯周病の治療法
長島デンタルクリニックでは、まず検診時に「歯周病の原因」を見極め、患者さんにあった治療を進めます。
・汚れが原因の場合
患者さんがしっかりセルフケアを行えるようにします。いくら歯科医院で掃除をしても、しっかりセルフケアが出来ないと、歯垢は一週間で歯石となってしまいます。歯石になると、ご自身で落とすことができません。まずは歯周病の原因である汚れを除去することが第一です。
また歯周病治療の一環で、専用機器で歯石の除去も行います。歯石除去時は拡大鏡を使用することで、歯茎の中までしっかり確認して除去します。
>>拡大鏡についてはこちら
当院では歯科衛生士担当制となっておりますので、患者さんの口腔内に合わせた指導を行います。
・被せ物が原因の場合
根本的な解決のため、現在合っていない被せ物を取り替えます。しっかり適合しているか細部まで確認するため、拡大鏡を使用することもあります。
・不正咬合が原因の場合
噛み合わせチェックを行い、上下均等に力が加わっていないと判断した場合は、噛み合わせの調整を行います。
またTCH(歯牙接触癖)の確認も行います。TCHが確認された場合は、癖の改善に努めます。
上記の方法を行えば、歯茎が引き締まり、ある程度なくなってしまった骨が自然と治ってきます。しかし、上記でも改善しない場合は、フラップオペレーションという、外科処置による治療となります。
フラップオペレーションとは、歯茎を開けて、岩のりのように歯の根や骨に付着した汚れを直接除去する処置です。その後は自然と骨が再生するのを待つこととなりますが、これでも再生しない場合は、人工的に骨を作ることとなります(保険適用)。