2021/08/17 ブログ
セラミックの被せ物(クラウン)
クラウン(被せ物)とは
クラウンとはむし歯治療後、歯に被せる素材を言います。歯全体を治すといった大きな治療を行った際はクラウンが使用されます。
保険の素材でクラウンを行う場合、銀で出来た被せ物(いわゆる銀歯)となるため、見た目で劣ってしまいます。
セラミッククラウンの種類
セラミックで出来た被せ物といっても、いくつか種類があります。
患者さんの希望される見た目・ご予算もですが、噛み合わせの強さといった部分も考慮し、素材を提案します。
以下にそれぞれの素材の特徴を記載します。
ジルコニアセミラッククラウン
ジルコニアは別名、人工ダイアモンドと呼ばれるほど強度に長けたセラミックです。
当院では詰め物・被せ物もですが、インプラント治療後の上部構造物としても使用し、最も採用している素材です。
以前までのジルコニアは不自然な白さというイメージがある方もいらっしゃいますが、当院はなるべく色合いも自然になるような調整をしております。
費用:110,000円(税込)
オールセラミッククラウン
時の如く、全てセラミックで出来たクラウンです。
前述のジルコニアセラミッククラウンと比較すると強度で劣ってしまうため、一部適用できないケースがあります。
費用:82,500円(税込)
メタルボンドクラウン
表面はセラミックで出来ており、内側は金属で作られたクラウンです。
元々は強度が必要な箇所に使用されていましたが、最近はジルコニアクラウンが誕生したことで、あまり使用されなくなりました。
長年装着していると、歯の付け根が黒ずむことがあるという欠点があります。
費用:110,000円(税込)
次回はセラミックインレー(詰め物)について解説します。