2024/07/29 ブログ
当院で使用している「拡大鏡」について
当院のスタッフは歯科衛生士含め全員が「拡大鏡」を装着しています。
そこで今回は拡大鏡について解説してまいります。
拡大鏡を使用する利点
拡大鏡を使う最大の理由は、「視認性の向上」にあります。
裸眼では見えにくい細部の情報を捉えることができます。例えば、「歯茎の奥に隠れた歯石」「歯根のひび割れ」「セラミックの微細な割れ」など、これらの細かい情報を把握することで、より精密で丁寧な治療が可能となります。
つまり、「視認性の向上→詳細な診断→適切な治療法の選択→治療の効率化→痛みを最小限に抑えた快適な治療」へと繋がるのです。
拡大鏡を使用するシーン
拡大鏡は、虫歯治療、歯周病治療、根管治療、インプラント手術に至るまで、診療の全過程で使用されます。これにより、治療中の集中力を維持し、患者様に対して細やかな治療を提供するための重要なサポートとなっています。
診療ユニットの無影灯は奥歯まで十分な光を届けるのが難しいことが多いです。
しかし、拡大鏡に付属しているライトは、口腔内のあらゆる部分を鮮明に照らすことができます。
特にインプラント手術中は出血が伴うため、ミリ単位での精密なインプラント埋入には拡大鏡が不可欠です。